FP1級の難易度と独学一発合格の道

 FP1級と聞くと難しいイメージはありませんか? 私は、とても難しいイメージがありました。というのも私の周りでFP1級を取得している人はいなかったですし、なぜかFP2級を取ると次は銀行業務検定や違う資格の取得を勧められることが多くFP1級にチャレンジするという流れがありませんでした。

 個人的なイメージとしては、難しくて受からないだろうから、受かりやすく業務にも必要な他の資格を取得しようって感じですね。その流れのまま私も来たので最初にFP2級を取得してから10年くらい経った後にFP1級にチャレンジしました。その時の体験談です。

難易度

 まず合格率から見ていきましょう

試験日学科
2023年5月 3.51%
2023年1月10.38%
2022年9月12.28%
2022年5月 9.39%
2022年1月 6.67%
試験日実技
2023年6月84.80%
2023年2月86.07%
2022年9月84.59%
2022年6月85.98%
2022年2月85.88%

 ・とにかく学科試験の難易度が高いのが特徴です。またよく言われられるのはFP1級試験を受けるのは、基本的にFP2級を取得している人たちになるので、分母のレベルが高いにも関わらず合格率が低くなっています。

 では独学で合格可能なのかということなんですが十分可能です

学科試験(勉強法)

 まず難易度が高い学科試験は基礎編と応用編(FP2級でいうと実技試験に相当する部分になるので記述式です)に分かれています。基礎編という名前ではありますがこの基礎編がかなり難しくそして対策がしづらいのが特徴です。応用編に関しては、最初は難易度がかなり高く感じますが何度も解いているといくつかのパターンに分かれますので、難しいですが対策はたてられます。勉強時間は1日2時間〜3時間くらいを半年間くらいを続けたので、合計で400時間〜500時間になります。 大まかの分析はこれくらいで、後は教科書を何度も読み返し問題をたくさん解くことです。 

 次に私が使った参考書と参考書の使い方を紹介します。

FP級の特訓テキスト(きんざい)・・・最初に3周。分からない単語だらけなのでその都度、Googleで検索。

1級FP技能士(学科)精選問題解説集(きんざい)・・・6周

合格トレーニングFP技能士1(TAC)・・・5周

FP1級ドットコム・・・ある程度、知識がついた後は、このサイトの過去問道場でひたすら解く

 こんな感じで参考書は使っていました。テキストは特訓テキストを使ったんですが細かい説明が省略されているのでかなり分かりづらいです(内容は網羅されているのでネットと併用してやればこの一冊で十分です)。なのでわからないところは何回もネットで言葉の意味を確認をしていたので最初の1周はかなり時間がかかりました。

  問題集に関しては、違う出版社のものを2冊解くようにしていました(今回はtacときんざい)。同じ問題もあるんですが、もちろん違う問題もあるので幅広く問題に対応できるようになります。後は、FP級1ドットコムの過去問を空き時間等でかなりやり込みました。他にもyoutub(ほんださん東大FPチャンネル)で分かりやすく解説をしているものもあるので自分が理解しやすいものを上手に活用するのが合格への近道です。

実技試験(きんざいの勉強法)

FP1級 実技試験問題集・・・5周

 実技の試験対策はこれ一冊になります。 合格率だけ見ると簡単そうに見えますがしっかり読み込まないと対応できません。学科試験で、知識はかなり詰め込んだはずなので、ある程度はできると思っていたのですが、最初は全く対応できませんでした。(学科試験のアウトプットと実技試験のアウトプットは全然違うのと、そもそも学科試験で勉強していない範囲からの出題も多いです)勉強時間は1日1時間〜2時間を一ヶ月半続けたので、合計で120時間〜160時間になります。

 試験内容は、事例1(相続、事業承継等)事例2(不動産関係等)に分かれていて、面接を受ける前に事例問題が配られそれについて考える時間が15分与えられます。その後、面接会場に移動し、面接を受けます。それを事例ごとに行うので2回繰り返します。

  面接試験になるので、学科の対策とは異なります。まず実技試験問題集を読み込むのですが、その他にも声に出す練習もしておいた方がいいです。実技試験は、実際のお客様の相談に乗るイメージになるので自分の言葉で説明できるようになる必要があります。当日の面接は、かなり緊張しますので緊張した状態でも口がまわるように準備をしておきましょう。

 以上が体験談になるのですが個人的には、実技試験は勉強しててとても楽しかったです。私が、実際に仕事で遭遇するケースはほとんどないような事例にはなるのですが、コンサルティングが実践的で専門的な内容になっているので読んでいて勉強になりました。 

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

                                                     

 

 

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