サラリーマン生活をしていると人事処分を受けることもあると思います。文書での注意の軽いものから、減給などの今後の昇進等に影響が出るような重いものまでありますが、私は、停職3ヶ月というとてもとても重い処分を受けました。その時の体験談です。
停職生活の始まりは突然です。人事担当の人が来て明日から3ヶ月来ないでいいと言われ、そのまま長い長い3ヶ月の休みに入りました。(休みではないですね。反省の時間です。ちなみに何をやらかしたかってことなんですが、犯罪をしたとかセクハラとかそういうものでは、ありません。自分が一番悪いのですが、運も悪かったです。)
停職期間中に考えるのは、とにかく一つです。転職です。
なので休み中は転職サイトばっかり見ていたのですが、そこであることに気づきます。
自分には何のスキルもない、ということに(停職も辛いですけど、自分のスキルのなさにも落ち込みます。ダブルパンチですね。)
営業職をやっていたのですが、すごい営業数字がよかった訳でもなく、むしろ転職するなら同じ業界よりも違う業界がいいなって軽い気持ちでサイトを見ていたのですが、結構致命的だと思ったのがパソコンスキルです。
たまに募集要項に基本的なパソコンスキルって書いてあるのですが、今までは出来上がったシステムに打ち込むくらいのパソコン操作しかしていなかったので、エクセルもパワーポイントも使いこなせるレベルではありませんでした。
あとは停職中はおとなしくしていろよ的なニュアンスを言われてもいたので、転職活動をするよりは、禊が終わるまでは、とにかく会社にいて、その間はスキルアップのために勉強しようと思い資格の勉強を始めました。
当時は、勢いで逃げるような転職をするとうまくいかないだろうなとも考えていました。(私には行動力もないという欠点もあリます。) なので居場所のない会社でじっくり勉強しながら、影で転職活動する方が結果的にいい方向に行くんではないかと考え始めました。(なんだかんだで転職活動するのが面倒だったいうのも理由にあります。)
停職期間中の過ごし方は、朝は6時過ぎくらいに起きて、ジョギングに行って、朝ごはんを食べて、それ以後は勉強したりテレビを見たりの日々を繰り返していました。
将来が不安になることも多くなかなか寝付けない日もあったのですが、そういう時もよくジョギングに行ってました。不思議なことに不安や苛立ちがあるときの方が変なエネルギーがあるのでジョギングしてても疲れにくかったのと、家の中で一人で考えるより、走りながら考えた方が前向きな気持ちになれることが多かったです。
あと停職していて辛かったのは、仕事に行くサラリーマンの姿を見た時です。仕事は、すごい嫌だったんですが、仕事がない方がそれより嫌でした。私はビールが好きなのですが停職期間中のビールは本当に美味しくなかったです
停職処分を受けて数年立ちますが私は、まだ転職をしないで今の会社にいます。(行動力が致命的ですね。理由もあるんですけど・・・) ただ停職期間中に考えていた資格を取得し、苦手のパソコンを使えるようになるためにブログも始めました。
停職処分を受けてよかったことなんてなかったですが、一つだけあるとすると、もともとめんくさがり屋で行動力が致命的だった私が、不安と焦りにかられて少しだけ行動したくらいです。(自分にとっては大きな変化ですが、周りから気づかれるほどの変化ではありません。)
最後までお読みいただきありがとうございました、